チェーンテキストにまつわる嘘

これ
http://d.hatena.ne.jp/ghostbass/20061224/1166943477
の続き。

・チェーンテキストには悪意がある
嘘。単なるウケ狙いのチェーンもある。mixiで何度か問題になったように善意から始まったものもある。

・チェーンテキストは改変される
嘘。手書き時代ならいざ知らず。コピペが簡単に出来るので。

・チェーンテキストは発信元が不明
嘘。メールだと不明になる場合のほうが多いだろうが、転載機能などを使った場合は発信元がわかる。mixiでもオリジネーターは把握できたはず。

・チェーンテキストはデマである
嘘。デマテキストもある。デマでないこともある。

・チェーンテキストはいたずら目的である
嘘。いたずら目的であることが多いが、純粋に善意のお願いであることもある。

ネチケットガイドライン上で、チェーンメールは禁止されている
本当。RFC1855。ただしこの文章はかなり古い。ブログでTBとか出来る前の話。それにインフラも今と比べると貧弱だった頃の話。


さて、ちょっと踏み込む。


・YAHOOでは転載機能は認められた機能だ。だから悪くない。
メール転送はYAHOOのみならずあらゆるプロバイダ、あらゆるMTA、MUAで認められた機能だ。その機能を使用する事に何の問題もない。
そもそも「転載機能を使用すること」それ自体が批判されたことなどない。


・善意だ。だから悪くない。
善意を批判しているのではなく、チェーン行為を批判している。

・事実しか書いてない。だから悪くない。
事実を批判しているのではなく(ry

チェーンメールが悪なのはサーバー負荷 がかかってしまうから
それだけではない。連絡先等が記載されていれば連絡先へ負荷をかける危険がある。

mixiで問題になったのはウィルスが仕込まれていたから
他にmixiで問題になった件がある。

mixiで問題になったのは個人情報が欠かれていたから
「個人情報」->まずいと短絡してないか。
根本的な問題はそれが個人の連絡網であり、その連絡網が本来機能すべき機能を果たさなくなった事。公的機関でも起こりうる問題。

・政府が発表し、マスコミが広げた内容を書いただけ
連絡先等が記載されていれば連絡先へ負荷をかける危険がある。
*そこに書かれた連絡先は文部省でもなく、緊急アピール「いじめを許さず、尊い命を守るために」についてに記載された連絡先でもなく、記事作成者の最寄の相談所。どういう経緯でその連絡先を書いたのかはわからないが、その連絡先の体制に影響する可能性はあった。

・転載推奨による実害などなかった
結果論。