復讐のための復讐は忌避すべきだが

山口県母子殺害事件の上告審でも弁護人を務めた安田好弘の発言
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060508/mng_____tokuho__000.shtml

 「復讐(ふくしゅう)したいという遺族の気持ちは分かる。だが、復讐が社会の安全を維持しないという視点から近代刑事裁判は出発した。もし、復讐という考えを認めれば殺し合いしか残らない」

被害者家族がもともめている"死刑"は"もっとも重い量刑としての死刑"であって、"復讐のための死刑"ではない。それは被害者家族のインタビュー他をみればわかる。
が、今回の安田弁護士の弁護内容からは"死刑を回避するためだけの弁護"という印象しかない。
本当に殺意がなかったか、などはわからないが、殺意がなかった証明として上げられたものはない。むしろ事実を捻じ曲げようとしているように見える。