脊髄反射

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20101205/1291551065
ただ一言、御託は良いからスコアで語れ

かなり前、ポールマッカートニーが来日したとき山崎正義と対談する機会があって、その中で山崎正義が「オールマイラビング」を弾き語りして見せたのだが、一箇所彼のセンスでよくあるリハモを施した部分があった。良く覚えてないけどDm->GをD->Gにするとか、Am->DmをA7->Dmにするとか、本当によくあるリハモ。カバーものなら5割は適用されるような改変。
けどマッカートニーはそれを許さなかった…というよりも、そんなやり方があるのを知らずに「そこちがうよ」と指摘した感じだった。
yesterday なんか" all my troubles seemed so far away"の最初を VII7(FmajキーのE7)に変えるのも聞いたことがある。
そういう方向ではなくでたとえばGreen Sleevesなど、6度が下げられたバージョンが電話の保留音になってたりする。この音は純粋マイナーにはないから勘違いされても仕方がないが、やっぱり違和感を覚える。

バッハの例で上げたのはドリア記法で書かれた曲を俗に言う大御所が純粋マイナーに書き換えて録音してる、とかいっぱいある。
チェロの編集楽譜なら書き間違いもあろうがギター編曲などポジションつきで書かれているからどうみても「確信的」に書いてるよね、あれ。個人的にはなくなってほしいが。