「君が代・日の丸は中立的と言えぬ」 国歌・国旗強制"違法"判決…「安倍政権への最大のプレゼント」と弁護士

http://www.shikoku-np.co.jp/national/main/article.aspx?id=20060921000343
と、言うことらしいのだが釈然としない。
国歌が君が代であり国旗が日の丸である事はすでに法律で決まって(1999)いる。それ以前もその事が慣習として続いていた。WW2時代に国歌国旗として初めて用いられたわけではなく、その遥か以前明治3年(wikipediaによる)からそうなっている。
近代日本の一時代に軍国主義の象徴として用いられた事もあるのかもしれない(異論は大いにある)が、その時代のみをもって日の丸君が代に意味づけをしてしまうのは近代日本の歴史そのものを否定することのように思う。

戦争の悲惨な記憶が、と言う説明はもう飽きた。
少なくともそれ以前の70年近くは決して「軍国主義国家」ではなかったはずだ。明治以降軍事政権が日本を握っていた歴史も存在しない。欧米列強の支配に飲み込まれようとする寸前それを回避し近代国家として生まれ変わった歴史まで否定するのは現代の日本において正しいことなのか?

余談。
君が代のメロディーが辛気臭いとかいうのも言われるが、このメロディーこそいかにも日本的。伝統的な陰旋律とは一致しない。ところどころに西洋音楽からの影響を感じさせる。つまり伝統を大切にし、外の文化にも門を開いて受け入れようとする心情がある。

さて。
国旗掲揚、国歌斉唱の時には起立するべし」という職務命令が 公 務 員 に 対 す る 職務命令として妥当なのか?と言うところなのだが、私は妥当だ、と思う。
内心の自由を侵すからだめらしいのだがそれがどうして内心の自由を侵すのか?まるでわからない。国歌が君が代であり国旗が日の丸である事に反対する立場をとる自由はこの命令では止めることが出来ない。「私は今起立するが反対している」と意思表示することは一向に止められていない。当然ながらその意思表示が反社会的手段によるならそれは「公共の福祉」に反する。したがって卒業式当日に卒業式を妨害することは許されない。
ん?卒業式に青いリボンだかなんだかを着用するのもつけてはならぬ、と命令されてるの?

んーまとまらないのでまた考えよう。